2011年03月05日

巣立ち

この春、モンチが晴れて大学生となります。

5歳から13年間 ほぼ毎週会っているモンチ。
小犬のように ぐりや年上の生徒さんたちの足元をじゃれていたモンチ。
いつの間にか身長は ぐりを追い越し、すっかりお姉ちゃん。
一見クールを装いつつも感受性は強く、シャイで素直な優しい女の子です。

バリバリ弾きまくるといったタイプではなかったけれど、
高校生になって、ジャズの響きに触れた頃に
スイッチがオンになったように思います。


なにはともあれ、ピアノのレッスンの日、
レッスンの時間にしかピアノを触れることができなくても、


「この子が続けたいと言うので…」


と、いつも温かく見守って下さったモンチのご両親には、
心から感謝の気持ちでいっぱいです。



4月に社会人1年生となるモンチのお姉ちゃんの教室卒業を耳にしたときは、
予想はしていたものの、玄関先で思わず涙をこぼしてしまった ぐり。。。

別れは笑顔のほうが好きです。


いつも通りに おバカな話でゲラゲラ笑いながら(どんだけだ 笑)
また来週!みたく終わろうと、固く決意して伺った最後のレッスン。

会うなりモンチが、鼻をグスグスいわせて目を潤ませていました。

モンチよ、君も哀しんでるのか・・・
なーんて思ってたら、単なる花粉症だった!!(笑)


最後にモンチと『卒業写真』を連弾しました。 ちょびっとしんみり・・・




いつも季節の小物で玄関を飾り、ぐりを迎えて下さったモンチ家。
時間に追われている ぐりが、どれだけ癒されたかわかりません。



十二支の小物。
ぐりも毎年飾る度に、モンチ家のことを思い出し、
いろんなことを思い浮かべながら一人、、、

笑ってしまうに違いありません^^(笑)

ほんとに楽しい時間でしたから♪



18歳の人生のうちの13年間、一人のヒトと、長く付き合うって、ぐりも責任を感じます。
これだけの時間、音を合わせてくると、お互いの気持ちは 黙っていてもわかります。
この日も あんまり多く言葉を交わさなくても十分に通じていたと思います。



先生と生徒 でもあるけど 、やっぱり 人と人。
いつもお互いに敬意や感謝の気持ちを持っていたい。
それがあったからこそ、こんなに長く楽しい時間を過ごすことができたのだと思います。

モンチのレッスンを振り返って、そう思いました。


モンチ、夢に向かって大きく羽ばたいて下さいね。
心からありがとう。
そして、これからもよろしく。


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Posted by ぐり先生 at 18:36│Comments(4)レッスン日記
この記事へのコメント
見返りを求めるかのごとく、子どもに習い事をさせるご家庭もあるが、
好きだからと続けさせてやれる親御さんというのは素晴らしい。

親しき仲にも礼儀あり。
君の周りは本当にいい人間関係が築けているのですね。
Posted by ごっつ at 2011年03月06日 16:55
ご無沙汰しています。

旅立ち・・・  そういうシーズンですね。
5歳から13年間というと、モンチさんはかなりぐりさんの色に染められたのですね 責任重大です^^;

私も毎年、退団生を送り出しますが 殆ど補欠として試合への出番が少なかった子供には、指導に足らない部分があったことに申し訳ない思いがこみ上げます。
中学に上がって直ぐに活躍してくれる子が多いので、全般には教え方に間違いは無かったんだろうと自分を慰めています。
Posted by おくだっち at 2011年03月07日 16:04
モンチさんネタ好きでした(*´-`)
いいなぁー。私もそんな先生に出会ってたら、きっとまた違うカタチで音楽を続けられてたと思います。
Posted by meg at 2011年03月19日 19:37
ごっつ
親しき仲にも礼儀あり は、いつも心に留めている言葉です。
当たり前 にならないようにしてます。


おくだっちさん
みんな、おくだっちさんが思ってらっしゃるより気にしていないと思います。
試合にでれないという目に見えることよりも、もっと深い部分でつながって、得るものがあったから 途中でやめずについてこられたのではないでしょうか。

指導者って、これでいいのかな? って自問しなくなったらおしまいな気がします。
指導者も表現者のヒトリだと思うんだー。


megちゃん
おーちゃん か モンチ か(笑)っていうくらい登場したね。
しかし、ブログにいちばん協力的なのはモンチママだった。。。あははは
Posted by ぐりぐりぐりぐり at 2011年04月01日 18:21
 
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